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【造作工事の話】素材について【スタッフ竹島】
iMAGiNE HOMEの竹島です。
家づくりの打合せの中で、造作工事を希望される方が年々増えているように思います。造作工事をご提案する際に、気をつけていることをお伝えしたいと思います。
今回は、「素材」についてです。
最初に、造作工事とはどういった工事のことなのか?どんなことが出来るのかをご紹介します。
造作工事とは、現場で大工さんが作る、構造部分以外の内装工事を指します。
造り付けの家具をイメージしていただくと、わかりやすいと思います。
ご要望として多いのが、TV台や壁掛けTVの下地工事、カウンター、本棚、ニッチなどを作成することが多く、ブログで施工例をご紹介していきたいと思います。
最近は、InstagramなどのSNSに画像が沢山あるので、その情報を参考に要望されて、考えるケースも多くなっています。
その中で、同じ寸法、デザインでカウンターを作る場合でも、採用する素材が異なるだけで見え方の印象や、質感が変わり、使用感やインテリアに与える影響も変化します。
例として、カウンターの素材の違いでのメリット・デメリットをご説明します。
無垢集成材
メリット:①木の温かみのある質感がある(経年変化を楽しめる)②加工の自由度が高い③木の樹種によって値段が変わるので、予算に合った選択ができる
デメリット:①塗装費用が必要になる②経年変化による反りや、変色
無垢集成材のメリットデメリットは表裏一体のところがありますが、オリジナリティーのある室内空間をご希望される方には、おすすめの素材になります。
使用していく中で、アジが出てきて、年数に応じて印象が変化します。
シートタイプ
メリット:①お手入れが簡単②長くきれいに使える③コストが安い④色のトータルコーディネートができる
デメリット:①木目等を印刷したシートで仕上げるため、質感を感じにくい②加工ができない
室内の色のコーディネートを統一したいなら、シートタイプを選択すると、ドアや床の色と同色が選択できる商品があり、トータルコーディネートがしやすくなります。しかし、シート材になると、木目の温かみや質感は感じにくくなってしまいます。
一概に、カウンターといっても、素材によって、質感・価格が変わります。
造作工事をご提案する際は、お客様のイメージや予算をヒアリングして、素材それぞれのメリット・デメリットをご説明した上で、決定していくように心がけています。
素材に注目してインテリアを考えることも大事だと思います。